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市川裕子の
情熱シネマ




第三期:ビデオ短編時代
無我夢中で撮り続けた8ミリですが、時代は、あっけなく、ビデオカメラに押されていきました。8ミリフィルムが製造されなくなり、現像も難しい状況になってしまったのです。それと同時期に、今までの仲間が、いろいろな状況で参加できなくなってしまいました。
では、どうしたか?
「8ミリが無理なら、ビデオ作品を撮ろう」
「誰も参加できないなら、最小で撮ろう」
最小とは、脚本・監督・カメラが出演を兼ねるということです。
まさに、自主映画の極みと考え、ならば、作家性を打ち出すような超実験映画を作ろうと意気込みました。
例え、どんな状況でも撮りたいと本当に真剣に考えていたんですよね。

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