市川裕子の
情熱シネマ
監督紹介
情熱シネマに関わっている、三人の監督を紹介します〜
大川達也監督
「ゾンバイト」(SHOOTシネマ企画)
初めて会った時、「公募ガイド」で写真を見た時の印象そのままの人だな、と思いました。
優しくて真面目。そして、どこか面白いところを見ている感じ。
当時、「勉強だ!」と言って、いろんな映画を紹介してくれたり、映画のチケットを頂いたりしました。
一番印象に残っているのは、新宿でゲリラ撮影している時。
私が荷物番で、みんなが撮影に行っちゃった時に、大川監督が、私に「荷物見ててね。ただ、見てるだけじゃ駄目だよ。誰かに持っていかれないように見てるんだよ」と言ったんです。
それが、冗談じゃなくって、本当に心配そうに優しく言ってくれたんです。。。
あー、私ってそんな感じなんだ…って、その時もだけど、時々、思い出しては、苦笑します。。。
前島誠二郎監督
「ドラッグ演歌1991」「リサーチ」(SHOOTシネマ企画)
すごい拘っているように見えるけど、実際は、その場でどんどん撮影しちゃう感じでした。私がこんなんでいいのかなーってところも、「OK」って言って、やり直さないの。とりあえず、もう一回なんてことは、なかったと思います。
この間、何十年ぶり?に会った時、そのことを言ったら、「だって、OKなんだもん」って言われて、「そーなんだー」とホッとしました。
決断が早くて、それから、いつも、穏やかな人ですね。
撮影機材もいろいろ貸してくれたし、こちらの撮影も手伝ってくれたり、何の垣根もなかったので、いろいろお世話になっちゃってましたね。
石田憲一監督
「stranger films」全作品
アクションを始めた頃から、文学とアクションを融合した映画を製作したいと思っていたそうです。
だから、シナリオは、ほとんど動かさず、随所にアクションを効果的に入れていくという方法でした。
出演者のキャラクターや得意技を見せられるように工夫し、自身もハードなアクションを披露しています。
カメラを覗く前は、笑いながら、「ちょっと入ってみて〜」と声をかけるのですが、いざ、カメラを覗くと、豹変し、「もっと、こっち!違うだろ!」といきなりの本番モードに。だから、私は、撮影の時、いつも緊張していました。
事前準備もリハーサルも手を抜かない人ですねー本番も何度も繰り返すのは、「メイキング」を見ていただくとよーく分かると思います。